29 11月

「癒しの涙」

隣人の言葉なく沈黙のうちにしずくとなって頬につたわる涙と交差する心が待ち望む救い主。
「在って在る」方が沈黙やぶり、この世におくられし男の子。
飼い葉に包まれてスヤスヤ眠る。
十字架への旅が待っているのを誰が知る。
その方が流すたった一度の癒しの涙を想起する私。

◎飼い葉⇒牛馬のえさにする、わらや干し草。